金融業界
今回は金融業界についての見通しです。
◆ポジティブ面
金融業界は、歴史的にかなり昔から力を持っていた業界です。しかも、現在においても抜群の収益力を発揮しています。
かつての巨大財閥が金融を押さえていたことからも歴史的に有望な業界です。
製造業が売るのは製品で製造能力に依存します。サービス業が売るのはサービスで一人当たりの売上は限度があり、売上拡大しようと思ったら労働者を雇う必要があります。
一方、金融業界はお金を動かしているだけです。基盤を作るためのハードルは高いですが、製造能力の制限を受けませんし、労働者の労力を切り売りしてるわけでもありません。なんとも羨ましい業界です。
さて、金融業界といっても幅広いですが、銀行と資産運用は今後も残り続けるのではないかと思います。IT勢力に振込機能などは奪われそうですが、お金を預ける信用力は強力です。
逆に、少なくとも日本では、自動車販売減少で、損害保険業界はちょっと苦しいかもしれません。生保業界も少子高齢化で厳しくなりそうです。また、AIの与える影響が未知数です。
◆ネガティブ面
市況の影響を大きく受けます。
銀行は金利動向や景気で収益が激しく上下します。そのため、株価も激しく上下します。
資産運用業界も株式市場が上向きのときは増益、下向きのときは減益となります。
そのため、投資するときはタイミングが非常に大切です。
私は、銀行業界と資産運用業界に注目し、投資タイミングを狙っています。
以上